
本研究所について
2017年2月にワークスアプリケーションズが徳島県に開設した
自然言語処理(NLP、 Natural Language Processing)に
特化した研究機関です。
ワークスアプリケーションズが開発する
クラウド型ERPパッケージソフト「HUE」は
企業内に蓄積されるオペレーションログを機械学習の
トレーニングデータとして活用しています。
本研究所ではHUEに蓄積されるオペレーションログを
より有効活用しよりユーザーニーズに即したAI機能を
実用化するために自然言語処理を活用した
研究開発を進めています。
自然言語処理について
自然言語処理とは
自然言語処理(NLP、 Natural Language Processing)とは、日本語や英語など人間が使っている言語をコンピュータに処理させるための技術やソフトウェアの総称で、人工知能と言語学の一分野です。
キーボード入力時のかな漢字変換、情報検索、音声認識などに様々シーンで活用されています。
日本語処理
本研究所は自然言語処理のなかでも特に日本語処理にちからをいれ研究開発を進めています。日本語の自然言語処理の研究はまだまだ多くの課題が残されています。これらの課題を「HUE」の実現を通して解決していくことを目指します。
また、課題解決の過程でえた成果やノウハウは可能な限り公開していき日本語自然言語処理の発展のために貢献していきます。
研究プロジェクト
本研究所ではAI、特にNLP技術を用いた
業務効率化・生産性向上実現による
新しい働き方提案のための研究開発を
進めています。
詳細は研究プロジェクトは
こちらをご覧ください。
その他とりくみ
自然言語処理の活用による
業務効率化・生産性向上実現のために
産官・産学で共同研究を進めています。
本研究所の開設には
徳島県からの立地/ITインフラ整備の支援を受け、研究開発に適したオフィス環境を
整備しています。
AI・NLP技術の促進のため
徳島県の人気ご当地キャラ「すだちくん」との
コラボレーションなどによるPR活動も
行っています。
現在進めているコラボレーション
・大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所との共同研究
過去のコラボレーション
・奈良先端科学技術大学院大学との共同研究
・徳島県ご当地キャラ「すだちくん」とのコラボレーション「AIすだちくん」
・奈良先端科学技術大学院大学 松本裕治氏の技術顧問就任
・徳島大学との共同研究
ワークスアプリケーションズは上海、
シンガポール、インドをはじめとした
グローバル拠点での開発を進めています。
インド工科大学、北京大学、
シンガポール国立大学や南洋理工大学といった
世界トップレベルの大学で
コンピュータサイエンスを学んだ
グローバルエンジニアとコミュニケーションを
とりつつ研究開発を行っています。
また、本研究所にも多数の外国籍の研究者が
所属しており、多様性を活かした
研究開発を進めています。
HUEの研究開発で得た成果、
ノウハウの一部は学会での発表や商用利用可能な
ライセンスとしてOSSとして公開を行っています。
2017年8月には日本語形態素解析器「Sudachi」を
OSSとして公開しました。
形態素解析は日本語処理の
最も基盤となる技術の1つで、
既存の形態素解析器に不足する柔軟性と
精度を兼ね備えた商用利用に耐えうる
高品質な形態素解析器です。
日本語処理を必要とする様々な
アプリケーションの基盤技術として
社内外とわず活用されています。
オフィス環境
本研究所の開設には徳島県からの立地/ITインフラ整備の支援を受け、
研究開発に適したオフィス環境を整備しています。
地元徳島の建築家 鳥羽知夫氏にデザインを依頼、あらゆる情報を取得、共有することが可能な
先端技術を活用したコミュニケーションスペースを中央に設置。
間仕切りを設けることなく「個」と「集い」の場をつくることで
各自の個性や才能、新しいアイデアを産み出しやすい環境を構築しています。
研究所概要
研究所概要
施設名称 :ワークス徳島人工知能NLP研究所 (WAP Tokushima Laboratory of AI and NLP)
開所日 :2017年2月
所長 :内田 佳孝
所在地 :徳島市東大工町1-9-1徳島ファーストビル 7F
事業内容 :自然言語処理に特化した人工知能技術の基礎研究開発