2021年、未来の人事を考える|ユーザーによるユーザー会 in 中野の会

ユーザー主体で企画される中野の会ワークスでは、すべてのお客様が同じパッケージソフトウェアを利用できるからこそ、共通プラットフォームを共通言語に、ユーザー企業同士が異業種間を超えたつながりをもち、事例や課題を共有し合うことができるという特長があります。ユーザー企業の動向から得られる業務トレンド・ノウハウや、製品の実運用に踏み込んだ様々な意見交換によって、自社の課題解決を図り業務改善を実現する、更には製品のより一層の強化へつながるというグッドサイクルが生まれています。

こうしたユーザー交流は、業務ごと、業種ごと、そして地域ごとに派生し、ユーザー企業が自主的に計画し開催するユーザー会へと発展しています。その一つが、東京都中野区に在所するユーザー企業が集う勉強会「中野の会」です。

本記事では、去る2月22日、キリングループの富士御殿場蒸溜所にて開催された2019年度初の中野の会の活動の様子をお届けします。2014年から始まり、今回で14回目の開催を迎える中野の会には、総勢17社36名のお客様が参加しました。

第14回「中野の会」タイムテーブル
・第一部:IoT・RPA・AIなどIT技術の各社適用事例をもとにしたディスカッション
・第二部:蒸溜所見学ツアー
・第三部:北米シリコンバレーの最新AI取り組み事例の紹介

 

中野の会、2019年のテーマは「2021年、未来の人事を考える」

ユーザー会 取り組み事例「3年後を見据えた際に、人事部門としてどうあるべきか。IT技術の急激な進展に伴い、世界を取り巻く環境は破壊的に変革している。そのような前提にたった場合、今の課題をどう整理・対応するか?今後発生しうる課題に、どのように準備して対応するか?」

中野の会で会長を務めるキリンビジネスシステム株式会社 基幹システム統轄部 シェアードシステムグループ 部長 湯本哲也氏は冒頭のスピーチでこう切り出します。

働き方改革や生産性革命といった大命題を皮切りに、人事労務にまつわる課題は高度化、多様化してきています。先手を打って、人事部門が機能変革を果たし、あるべき未来を発明する人材を発掘・育成し、組織風土を改革し、ビジネスを成功に導く原動力になる。

未来に向けて創造と実行を続ける人事部門として、本年度の中野の会では「2021年、未来の人事を考える」をテーマに活動を展開していくと意気込みを語ります。

 

ユーザー同士がつながり合い、集合知で業務課題を解決する

第一部のディスカッションでは、IoT(Internet of Things)・RPA(Robotic Process Automation)・AI(人工知能)をテーマに、各社の取り組み事例が発表され、具体的な運用方法や課題について白熱した議論が交わされました。

事前アンケートからみる各社の取り組み状況


ユーザー会アンケート調査回答|IoT・AI・RPAなど最新IT技術の導入状況について、IoT・AI・RPA等を導入した/する業務領域について

 ユーザー会アンケート調査回答|最新IT技術の導入後の効果について、最新IT技術の導入目的について

ユーザー会アンケート調査回答|「無期転換ルール」の本格的な運用に向けた取り組み、高齢者雇用に関する各社の取り組み、障がい者雇用の一層の促進を図る各社の取り組み、副業解禁の時代における各社の状況、今後の組織や業務範囲など人事機能のあり方、今後のシェアードサービスの展望、ピープルアナリティクス(HRテック)が進む各社の取り組み、リカレント教育に関する各社の展開状況、福利厚生に関する各社の事例紹介、社内ペーパーレス化に向けたデジタルソリューション活用

 

ディスカッションの注目トピック

ディスカッションの中では特に、実際に活用が進み事例の多いRPAに関する議論が活発に。RPAの導入状況や活用するために検討・工夫された点、実際の効果などについて、各社が取り組み事例を発表し、率直な意見を出し合いました。

ユーザー企業同士のディスカッション事例4拠点、60事業部、従業員600名程度の勤怠承認について、RPAを活用して自動化を行った。対象の従業員は、打刻情報をもとに勤怠承認を行う運用としていたため、「COMPANY」の勤怠システムから勤務予定と打刻情報、勤務実績のデータを比較して申請内容をチェックするロジックを作成。適正と判断された場合は、RPAで日時の一次承認を自動処理するというもの。従来、1時間かかっていた処理が5分で終わるという結果が出た。

ユーザー企業同士のディスカッション事例人事部の中でも、ボリュームの大きい定型作業をRPAで自動化し、コア業務への人的リソースの再配置を考えている。自社でメンテナンスできるということを前提に、そのための人材の育成やブラックボックス化・属人化による将来的な業務担保を懸念しているところ。

ユーザー企業同士のディスカッション事例「COMPANY」の人事データや他領域のシステムで管理するアセスメントデータ等を複合的に分析・活用することで、様々な人事施策の企画・提案につなげていきたい。

ユーザー企業同士のディスカッション事例今は、主に事業部門が試験的にRPAを導入し、その効果を見定めている状況。「COMPANY」の人事システムの中では、人事リンク機能といった経理側への登録業務で活用できないかを考えている。

ユーザー企業同士のディスカッション事例人事情報は、機密性が高いゆえに情報を扱う難しさがあるのが自社の課題。人事業務における技術活用に対しては、障がい者雇用として特にITスキルの高い人材を積極的に雇用し、人事部に配置することで、業務のシステム化を推進している。

ユーザー企業同士のディスカッション事例RPAの難点は思ったほど設定が容易ではないこと。また人事領域は、経理領域よりもシナリオが流動的で手順化しきれないため難しいと思う。

ユーザー企業同士のディスカッション事例RPAの導入は、要はシステム開発をすることと同じ類の話で、開発費用がかかる。一方で、定型業務に時間を割く優秀な人材の価値がいかほどかというトレードオフ。それをどう説明し、納得性を持たせるかというのが企業の本音だと思う。

 

富士御殿場蒸留所見学コースその他の部では、「キリンウイスキー 富士山麓 シグニチャーブレンド」のこだわり製造やうまさの秘密を実感する富士御殿場蒸留所の見学ツアー & 試飲に加え、勉強会後の懇親会により、お客様同士の親睦は更に深いものに。

参加者からは、「ワークスや『COMPANY』という共通点を通じて、こうした協力し合える仲間を増やせるのは、とても価値のあること」、「他の企業の運用方法など、積極的に情報交換をして『COMPANY』の活用の幅を広げていきたい」とのご意見もいただきました。四半期に一度開催される中野の会ですが、今では他地区のユーザー企業も参加するほどまでに、有意義な活動として広がりをみせています。

 

ワークスは、ユーザーによるユーザーのためのユーザー会「ユーザーコミッティ」を通じて、業種別では多店舗運営ユーザー会、学校法人、石油業界、建設業界、地方銀行や、業務課題別では働き方改革関連法への対応、平成30 年度税制改正、在宅勤務、シェアードサービス、女性管理職育成、年末調整の電子化といった様々な分科会・交流会を全国各地で定期的に開催しています。

今後もワークスは、お客様のITパートナーとして、お客様の業務課題の解決や業務効率の向上を支援するべく、お客様とともに永続的な進化・発展を目指す活動を推進してまいります。 

 ユーザー会事例

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