株式会社エクソル様
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カスタマイズを繰り返したERPパッケージから脱却!
特有業務もカバーする、進化し続けるERP「HUE Classic」導入
株式会社エクソル様(以下、エクソル)は、住宅屋根から工場やビル施設の屋根上まで、あらゆるフィールドに太陽光発電システムをご提供する「太陽光発電の総合企業」です。
再生可能エネルギーである太陽光発電システムの普及促進によるエネルギー自給率の拡大や、地球環境保全を使命と考えています。そのため、機器だけでなく施工をはじめとするすべての品質・クオリティにこだわり、設計・調達・建設・メンテナンスまでを一気通貫でご提供するワンストップソリューションに取り組んでいます。
エクソルは、2019年1月に、株式会社ワークスアプリケーションズ・エンタープライズ(以下ワークス)の「HUE Classic」を基幹システムとして導入し、過去にカスタマイズを重ねていたパッケージをリプレイスしています。今回は、実際にシステムの導入をご担当された情報システム部の皆様に導入後の効果を伺いました。
杉本 大樹 様(情報システム部情報システム課 課長)
橋本 武 様(情報システム部情報システム課 係長)
吉住 一基 様(情報システム部情報システム課)
カスタマイズを繰り返した結果、コスト・効率の両面で課題が山積
―まず、HUE Classicを導入された背景についてお聞かせください。
杉本様:
導入の背景となったのは、今後の事業拡大を見据えたシステム刷新でした。まず、当社ではHUE Classicの導入前よりパッケージを導入し、10年ほど利用し続けていました。
しかし、事業として太陽光発電の設計~調達~建設~メンテナンスを一気通貫で行うような形態を取っていることもあり、パッケージの標準機能では実現できない要件も多くあったのが実態です。その結果、10年間で40回以上、コストとしても1億円以上がカスタマイズにかかり、予算の関係でシステム改修できず、非効率な業務や統制が十分とは言えない業務に甘んじている部門もありました。
そんな状況の中、今後さらに事業拡大が進んでいくことを見据えて、コスト削減と業務改善・内部統制強化の実現を目的として新システム導入を検討しました。
―HUE Classicを選定された決め手はどのような点でしたか?
杉本様:
ワークスさんの「保守費が一定で、製品が進化し続けていく」というビジネスモデルが決め手でした。一般的なERPパッケージはカスタマイズを前提としていることが多く、制度変更や事業の拡大の度に追加コストがかかってしまいがちです。
しかし、HUE Classicは当社のような事業であってもすべての業務が標準機能で対応でき、定額の保守料を支払っていくことで製品の標準機能が永続的に成長していきます。こうしたビジネスモデルにより、今までの課題を大きく改善することができると考えました。
受注~仕入まで「案件ごとの管理」が大幅に効率化
―HUE Classic導入後の変化や効果についてお聞かせください。
橋本様:
各太陽光発電パネル設置の「案件」ごとの管理ができるようになったことで、効率化を実感しています。
当社では太陽光発電パネルの建設にかかわる受注~発注~売上~仕入等の情報を1つの「案件」の単位で認識しています。以前はこうした情報が各所に散在しており、収支の確認のための情報収集に非常に手間がかかっていましたが、HUE Classicはこうした要件にも柔軟に対応できています。関連する伝票が案件単位で串刺しで管理できるようになり、業務全体が効率化されました。
吉住様:
また、月次決算に関わる業務が効率化され、決算早期化につながる成果も出ています。
以前は決算期に深夜の残業が発生するようなことも多かったものの、会計の自動仕訳作成が高速になったことで、整合性チェックややり直し等にかかる時間が削減され、残業時間を減らすことができたと実感しています。
―ERP全体の入れ替えは大規模なプロジェクトになったと思いますが、導入にあたって苦労された点はありましたか。
橋本様:
前のシステムでは10年にわたり自社専用にカスタマイズしてきたため、そこに「信仰」がある従業員も多く、仕様が変わった点やHUE Classicではできないことが出た時の説明には苦労しました。
しかし、できない部分についてはワークスさんと相談の上で標準機能の強化を検討していただけましたし、仕様変更については逆に便利になった点も大いにあったので、納得してもらえるように説明を工夫して対応しました。
豊富なマニュアルやQ&Aで、新機能を活用
橋本様:
HUE Classicの中でも、会計領域の機能ではマニュアルやQ&Aが豊富なので、新しい機能をマニュアルを見て積極的に活用したりと、良く活用しています。
利用方法がわからず問い合わせを上げるような時でも、平行してマニュアルやQ&Aを見てみたら自己解決できることも少なくありません。
機能領域によってはまだドキュメントの整備が追いついていないと感じるところもありますが、今後の拡充に期待しています。
「進化し続けるERP」とともに、継続的な業務改善を目指す
―今後の展開についてお聞かせください。
杉本様:
2021年6月からは、かねてより当社からも要望を上げていた「実行予算」「外貨」といった新機能のリリースを受けて、利用を開始する予定です。
要望を吸い上げ、カスタマイズではなく標準機能として製品の中に吸収いただき、利用開始を楽しみにしています。
ワークスさんの製品は、使い続ければ使い続けるほど投資対効果が大きくなる製品だと考えています。製品同士の連携性など、今後の改善に期待したい部分もありますが、引き続き「進化し続けるERP」として、ワークスさんの製品を活用していければと考えております。
※ご利用中のライセンス
・HUE Classic Financial Management
・HUE Classic Business Management
・HUE Classic Assets Management
・HUE Classic Cash Management
・HUE Classic Project Management
・HUE Classic Procurement Management
・HUE Classic Sales Management
※本記事は2020年11月の内容です。