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WAPの海外技術者、AIテーマに交流会
全国大会で好成績の熊本県立宇土中・高校
2024年5月13日
株式会社ワークスアプリケーションズ
株式会社ワークスアプリケーションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役最高経営責任者:秦修、以下 WAP)のシンガポール拠点に在籍するAI技術者が4月22日、熊本県宇土市の県立宇土中学校・高等学校(横川修校長、854人)を訪れ、科学部の生徒たちとの交流会に臨みました。生徒や学校、県教育庁、宇土市の関係者ら計約60人が参加。AIの全国コンテストで優秀な成績をあげた生徒たちが、大会での発表内容を紹介。WAPの技術者が感想を述べ、研究の進め方などについて助言しました。
1. チューニング重ね、誤差ゼロ達成
宇土中・高校は文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受け、研究機関や大学などと連携して研究開発を進めています。3月下旬に開かれたAI甲子園 in やまがた本選(主催・やまがたAI部運営コンソーシアム)には、科学部AIチームが「競技テーマ部門」「探求テーマ部門」に出場。画像読み取りの精度を競う競技部門で1位、各校が興味のあるテーマの研究結果を発表する探求部門で3位になりました。
全国大会の成果を発表する宇土校の生徒たち
競技部門では、アナログ時計の文字盤10枚の時刻を読み取る精度を競います。宇土校チームは大会前には約3時間の誤差がありましたが、本番では誤差0分を達成しました。発表した3年の小林瑞(みずき)さんは「ぎりぎりまでチューニングを続けた結果です」と振り返りました。探求部門は「マスクをして話している人の言葉を、AIで読み取れるか」がテーマ。コロナ禍でマスクを着け、人との距離を取るようになって、言葉が聞き取りづらくなったという身近な困りごとが研究のきっかけです。母音をどのくらい見分けられるか調べたところ、4つの赤い点をつけたマスクの正解率は79%、何もつけないマスクは73%を記録しました。
2. 「ビジネスにも活用可」と高く評価
交流会に参加したWAPのAI技術者バラット・シン・バンダリはインド出身。シンガポール拠点に在籍し、ユーザー企業からの問い合わせに対応するAIチャットボットの開発にかかわっています。4月18、19日に神戸市で開かれた生成AIコンテスト「AI Challenge Day」(ASCII主催、日本マイクロソフト協賛)では、特別賞にあたる「World Wide Learning賞」を獲得しました。
生徒たちの発表に対しては「レベルが高く、心を動かされた」と感想を述べました。探求部門の研究テーマについて「ビジネスへの活用も考えられる。飲食店の配膳ロボットに搭載すれば、注文も取れるのでは」とアドバイスしました。
生徒たちに助言するWAPのバラット
生徒からは「将来IT企業で活躍したいので、プログラミングを独学しています。いろいろなプログラミング言語の中から何を学べばいいでしょうか」と質問があり、バラッドからはプログラミングの背景にあるコンセプトの理解しやすさからPython(パイソン)がいい、との助言がありました。
終了後、参加者で記念撮影
WAPは2021年、熊本に進出。IT人材の育成を通じて地域に貢献しようと、宇土中・高校と意見交換を続けてきました。同校科学部顧問の梶尾滝宏指導教諭は「実際にAIに携わっている人とつながったことで、生徒たちには新しい世界が広がると思う」と話しました。この日の模様は地元メディアの「熊本日日新聞」「西日本新聞」に大きく取り上げられ、TKUテレビ熊本でも放送されました。
ワークスアプリケーションズについて
1996年の創業以来、日本発の業務アプリケーションのパッケージソフトウェア会社として製品・サービスを提供してまいりました。「働く」の概念を変え、仕事をより創造的なものへ、企業の生産性を高め、企業価値を拡大する、この企業理念のもと、ERPを軸としたソリューションプロバイダーとして、企業のDX推進のパートナーとなれるよう、さらなる発展をめざしていきます。
21年から熊本市中央区安政町にオフィスを構え、お客さまサポートやBCP対策の拠点として、システム開発、保守、運営などの業務を担ってきました。業務拡大に合わせて昨年10月、同区花畑町に2カ所目の拠点を開設、現在は計約100人が在籍しています。
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