日本空港ビルデング株式会社様

グループ16社、会社・部門・職位を越えた情報共有を実現
Arielは業務の入り口であり重要な情報のデータベース

日本空港ビルデング株式会社様

日本空港ビルデング株式会社(以下、日本空港ビルデング)は、年間約8,500万人以上の旅客が利用する羽田空港の旅客ターミナルビルなどの建設・管理運営をはじめ、案内業務、警備業務、各空港の店舗での物品販売など、すべてのお客さまに満足を超えた感動のサービスを提供することを目指しています。日本空港ビルデングはグループ会社統一の情報共有システムとして2009年に「ArielAirOne for COMPANY」(以下、Ariel)を導入しました。
自社内で標準機能の設定変更を行うことで、Arielの活用推進にも取り組まれています。
今回は、Arielの活用方法や効果についてお伺いしました。

現在のArielのご利用範囲について教えてください。

日本空港ビルデング IT推進室 課長 堀 史晴 様

日本空港ビルデング IT推進室 課長 堀 史晴 様(以下、堀様):スケジュールの管理、掲示板(連絡事項)、ファイル管理、といったグループウェアの機能は日常的に利用しています。他にも売上げや予算対比を見たり、会議室予約を行ったりします。ポータルとして最も頻繁に利用していますが、Arielにログオンして、そこから業務データや業務システムに飛ぶという使い方をしています。出社後、PCを起動したらまずArielを使ってくださいとアナウンスをしていますが、従業員食堂の本日の定食メニューなどの、重要ではなくても閲覧率を上げるための情報をAriel上で表示するようにしています。先日、経費精算の申請方法を変更したのですが、その運用変更のお知らせもArielの掲示板に載せて周知を行い、説明会も実施しました。説明会にはあまり人がこないと思っていたのですが、意外と皆さん説明会にきたので、Arielの閲覧率が高いということがわかりました。

作成したアプリケーション機能とそれぞれの活用方法についてお伺いできますか。

堀様:

お客さまの声(2010年)、経営成績マップ(2012年)、稟議書(2015年)、福利厚生(2016年)の順に作成しました。

1. お客さまの声

空港利用者をはじめ、その他のお客さまからも電話やWebで投書を受け付けています。
カテゴリーは、お褒めとクレームの2つに分かれていて、クレームがどういう内容で、昨年と比べてどう変化したか、大中小分類で統計をとって分析し、モニタリングを行っています。
ただ、お客さまの言ったことを分類するのはなかなか難しいため、今後はAIなどの新しい技術を取り入れていきたいと思っています。
投書への回答をいただきたいというお客さまもいらっしゃいますので、Arielでは返信有無を管理してデータベース上でわかるようにしています。

2. 経営成績マップ

売上げなどが最初からグラフィカルに見える、直感的なBI(ビジネスインテリジェンス)ツールです。
ターミナルの拡張を行ったときは、マップの更新も行いました。

3. 稟議書

承認、差戻しやコメントなどの基本的なワークフロー機能のほか、直列や分岐して並行でのワークフローもできます。
当たり前ですが、検索ができるのが良い点です。
紙の場合、稟議台帳を作ればある程度検索は可能ですが、それでも目的の稟議を見つけるのには苦労します。
Arielであれば件名などでも検索可能なため、すぐに目的の稟議にたどり着くことができます。
稟議機能の導入はグループ会社から行いました。
グループ会社では合理化の効果が出ているので、本社でも改めて検討を進めています。
本社で業務量調査を実施したところ、電子稟議にすると、配布にかかる工数が年間100~200時間短縮できることも分かっています。

4. 福利厚生

福利厚生の画面はArielのワークフロー機能で作成しています。
契約しているホテルは会社から補助金が出るため、Arielのワークフローで申請を行い、承認された画面を印刷してホテルに提出すると、補助金を差し引いた金額で精算され、ホテルもそれを証跡として請求書を会社へ送付する流れになっています。
以前は本人控え、人事提出分、ホテル提出分と複写式になっている冊子が配られて、紙での申請を行っていました。用紙も人事課にあり、わざわざもらいにいかないといけなかったのですが、担当者が不在の時など不便でした。
それを電子上で行えるようになり、とても便利です。私も当時、第一号で申請をしました。
補助金額が大人と子供で異なる場合も自動計算ですし、年間の利用上限もシステムで制御しているので、人事部門の業務が楽になっていると思います。

Arielの評価している点、メリットと感じている点をお聞かせください。

堀様:

包括的に社内のシステムをArielにしているのはよいと思います。
システムが集約していることは、コスト面でもメリットがあります。売上速報を掲載しているのも大きいですね。空港ターミナルの小売店舗の売上等、日々の売上情報は経営にとって重要な情報です。そこで、「COMPANY SCM 販売管理」の売上データの情報を加工して、CSVアップローダーから毎日自動でArielに連携し、トップページの1番目につく場所から売上速報として確認できるようにしています。データは1日前、2日前、3日前、前月末時点の1日の売上、1ヶ月の累積、1年の累積等を見られるようにしています。以前は、役員に報告する際に毎回手作業でExcelを加工する等していましたが、その作業を自動化することで、ポータルの閲覧率の向上と業務改革を同時にはかりました。売上情報に関してはトップページの売上速報だけでなく、Ariel上で売上の増減の色分けや、売上・平米単価のランキング等を視覚的に確認できるアプリ・ポータル(経営モニタリングアプリ)も用意し、各自、選べるようにしています。
経営層もグループで運営している各店舗の担当者も、職位を越えていろいろな方が確認しています。
経営と現場を近づけるためには、「現場は経営に関心を持ちましょう」、「経営も現場へ情報を発信しましょう」という観点が重要になるかと思いますが、そこはArielの利用の仕方としておすすめしたいですね。

Arielの活用を通して、新たに取り組みたいことや今後の展望等を教えてください。

堀様:

より標準化を推進し、「COMPANY」シリーズを使って営業利益を上げていきたいです。本社とグループ会社の距離が縮まるような施策を打っていきたいので、情報基盤は統合されていたほうが良いですし、当社の活用方法については、まだまだ改善できると思います。これからもArielを活用して、コミュニケーションを活発にしたいですね。

※本記事は2019年3月の内容です。

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