1.導入の背景
創業120年以上の歴史を持つ熊谷組は、基幹システムとして1999年より外資系ERPを使用してきました。しかし、保守サポート費用が非常に高額であったことに加え、サービス対象が標準機能に限定されており、問い合わせへのレスポンスも遅かったことから、第三者保守サービスの利用を開始しました。次期基幹システムの充分な検討期間が確保できたことで、コスト最適化・サービスレベル向上・業界機能の不足といった課題に対し、外資系企業が提供する次世代ERPとの充分な比較検討のうえ、2020年に建設業に特化した統合化ERPを選定し、今般そのシステムと連携する新会計システムとして「HUE ACシリーズ」の採用に至りました。
2. 採用の理由
採用にあたり特に評価いただいたのは以下の2点です。
①標準パッケージにおける機能の高い業務網羅性
「HUE ACシリーズ」は、財務会計・管理会計・固定資産管理に求められる機能を広くカバーし、カスタマイズやアドオン開発なしでお使いいただくことが可能です。現在、先行で進めている統合化ERPの導入プロジェクトの状況によっては、「HUE ACシリーズ」に求められる要件が左右される可能性もあります。標準パッケージの業務網羅性の高さにより、未知の要件にも柔軟に対応し得る点を高くご評価いただきました。
②ユーザビリティ
「HUE ACシリーズ」は、表計算ツールのような使いやすいデザインで、共同編集機能やコメント機能も有しています。仕訳データを集約し、グラフィカルなレポート・自由度の高い分析機能をシステム内で行うことができます。また、棒グラフや円グラフ等の多彩なテンプレートを用意しており、経営層向けのサマリレポート作成・展開も容易に行うことが可能です。
3.株式会社熊谷組様 DX推進部 鴫原様からのコメント
「当社でも『2025年の崖』で指摘されるように、システムの老朽化やDX人材の確保が課題となっていました。現行システムは第三者保守サービスを利用しながら、次期基幹システムを模索するなか、機能性とユーザビリティの高さ、顧客ニーズを踏まえて機能拡充を続けていく開発コンセプトを評価し、HUE導入を決定しました。『HUE ACシリーズ』が提供するシステム機能を最大限活用して、業務の効率化・高度化が実現できることを期待しています。」