グループウェア / 開発プラットフォーム
株式会社アートネイチャー
紙の申請書はほぼゼロに。Arielを中核とした情報共有基盤を構築
株式会社アートネイチャー様は、1965年の創業以来、国内初の総合毛髪企業として、毛髪に関するあらゆるニーズに対応する広範囲なサービスラインナップを確立し、業界をリードしてこられました。
「ふやしたいのは、笑顔です。」をモットーに掲げ、お客様に最高の品質と最良のサービスを提供するために、企画・開発から生産、販売までのプロセスを一貫して行う独自のビジネスモデルを展開されています。
本記事では、大手企業向けグループウェア・ワークフロー・開発ツール「ArielAirOne Enterprise(以下、Ariel)」導入の背景から現在の活用状況、今後の展望についてお伺いした内容をご紹介します。

インタビュー参加者(写真右から):
株式会社アートネイチャー
情報システム部 次長 須田 拓弥 様
情報システム部 主任 海老沢 大貴 様
【課題】オンプレミス運用の限界と基盤刷新の必要性
―Ariel導入以前、どのような課題を抱えていましたか?
須田様:
Ariel導入以前は、10年以上にわたって他社のグループウェアをオンプレミスで利用していました。ユーザー数の増加やサーバーの老朽化に伴い動作が重くなり、運用面で常に負荷を感じている状態でした。また、旧グループウェアでは、メールやファイル管理などの基本的な機能しか活用できておらず、情報共有基盤としても課題がありました。この機会に、より多くのことが実現できる製品への刷新を検討し、Arielを含め複数製品を比較することにしました。
―比較検討の中で、Ariel導入の決め手となったポイントをお聞かせください。
須田様:
大きくは3つあります。1つ目は無償バージョンアップによる将来性です。2つ目は、ベンダーに任せきりにするのではなく、自分たちで工夫しながら使いこなしていけそうだと感じた点です。そして3つ目は、当時から利用していた人事システムとの親和性でした。加えて、実際にArielを利用している企業様を訪問し直接事例をお聞きできたことで、自社での活用イメージが持てたことも大きかったですね。比較検討の結果としても、Arielが最もフィットすると判断しました。
ただ、当社としては、Arielが初めてのクラウド型システム導入でしたので、当初はセキュリティ面を含め、慎重な検討が必要でした。パフォーマンスや管理負荷の軽減といったクラウドのメリットを踏まえ、関係者の理解を得ながら導入を進めていきました。結果としてArielが当社にとってクラウド活用の第一歩になったと感じています。
―旧システムからの移行の過程で苦労した点や工夫された点はございますか?
須田様:
導入期間は約半年で、パイロット運用と並行稼働を経て、本稼働に至りました。その中で特に工夫が必要だったのが、社内メッセージ機能(伝言機能)です。旧システムとは使い勝手が異なったため、現場の感覚に合わせるまでには試行錯誤がありました。ですが、運用を続ける中で徐々に定着し、現在では日報を含め、現場の日常業務で活用されています。
【効果】情報共有基盤の構築による業務効率化
―Ariel導入による効果や活用状況についてお聞かせください。
須田様:
現在、Arielは当社の情報共有におけるメインシステムとなっています。グループウェア機能はもちろん、ワークフローなども含めて幅広く利用しており、基幹システムに近い存在ですね。複数のシステムを利用していても、Arielを起点にアクセスできるようになったことで、導線が整理され、管理面でも効率が向上しました。人事異動に伴うマスタやワークフロー設定の二重管理が解消された点も、運用負荷軽減につながっています。
また、Arielのタスク管理機能も日常業務でよく活用しています。旧システムにはタスク管理機能がなかったため、これまでは業務の進捗を個別に管理せざるを得ませんでしたが、現在はスケジュールと連動してタスクを回せるようになり、業務全体の見通しが良くなりました。
海老沢様:
私が入社したときからArielは日常的に使われていましたので、今ではインフラのような存在です。電気や水道と同じで、あって当たり前だからこそ、なくてはならないシステムだと感じています。
―ペーパーレス化や意思決定スピードへの影響はいかがですか?
須田様:
導入以前は紙の申請書が多く、申請や承認に多くの時間を要していました。店舗で押印した申請書を原本で本社に郵送し、総務部で振り分けたうえで、再び店舗へ返送するといったやりとりが毎週発生していた状況です。Arielでワークフロー申請・承認を行うようになってからは、こうした紙の申請書はほぼゼロになりました。
海老沢様:
部署内で試算したところ、各種申請書や監査用帳票の電子化によって、累計で1万2,600枚の削除につながっていました。これは一部門の数字なので、全社で見るとさらに大きな効果が出ていると思います。
須田様:
こうしたペーパーレス化の効果に加えて、特に変化が大きかったのは稟議回覧のスピードです。以前は社長決裁の案件で2~3週間程度かかる場合もありましたが、現在では1週間程度で決裁を得られるケースも増えています。郵送や押印といった工程がなくなったことでリードタイムを大幅に短縮できただけでなく、Arielの通知機能によって、電話で承認依頼やリマインドを行う必要もなくなりました。セキュリティ便での郵送とはいえ、リスクはゼロではありませんので、その点でも安心感があります。
―その他、Arielの機能の活用事例がありましたらお聞かせください。
海老沢様:
2024年10月頃から、ポータル上にAI FAQを表示しています。現場からよく寄せられる質問を集約し、回答を準備したことで、日常的な問い合わせへの対応を効率化できるようになりました。ポータル内の導線を工夫したことでアクセス数が延び、現在では月間で約5,000件利用されています。現場で日常的に活用される仕組みとして定着していると感じています。
須田様:
アンケート機能も各部署で活用しています。Ariel導入時の意見収集に加え、新しい取り組みに対するフィードバックを集める際に役立っています。また、メッセージにリンクを張り、受け取った人がすぐに必要な情報へアクセスできる点も便利です。CRMとの連携により、関連情報へスムーズに遷移できるようになりました。
【今後の展望】Ariel活用による業務内製化の推進
―Arielの活用に関して、今後の展望をお聞かせください。
須田様:
現在は、Ariel上でExcelファイルを添付してやり取りしている業務も多いため、今後はアプリを活用し、Ariel内で完結できる業務を増やしていきたいです。ユーザーコミッティで他社の活用事例を伺う中で、自社のArielにはまだまだ活用の余地があると感じています。また、情報共有基盤として、現場にとって有益な情報をより分かりやすく届けていきたいという展望もあります。ログイン時に売上情報を表示する仕組みや、CRMとの連携などを通じて、Arielの活用範囲をさらに広げていきたいですね。
―同じような課題を抱かれている企業様や導入を検討されている企業様へメッセージをお願いします。
須田様:
複数システムを連携しながら一元管理したい企業には、Arielは非常に向いていると思います。アプリの開発も手法さえわかれば、内製で改善を進められます。そんなスピード感も魅力なので、同じような課題をお持ちの企業にはぜひ検討いただきたいですね。
※本記事は2025年12月の内容です
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