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南海電気鉄道株式会社

Gartner® IT Symposium/Xpo™ 2025
南海電鉄×WAPが語る「“アドオンゼロERP”が生んだ圧倒的リターン」

南海電気鉄道株式会社

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運輸、不動産

登壇者:
南海システムソリューションズ株式会社 
取締役 情報サービス部ゼネラルマネージャー
矢野 成顕 様

株式会社ワークスアプリケーションズ 
ERP事業本部 執行役員
石川 翔悟

ワークスアプリケーションズは、10月28日 (火)~30日 (木)にパシフィコ横浜で開催された「Gartner® IT Symposium/Xpo™ 2025 」に出展社として参加しました。最終日となる10月30日(木)には南海電鉄様とセッションに登壇し、現場とプロダクト双方の視点から、変化に強く持続可能な業務基盤の在り方についてご紹介いたしました。

本記事では、該当のセッション「南海電鉄×WAPが語る『“アドオンゼロERP”が生んだ圧倒的リターン』」のサマリーをお届けします。

【Introduction】南海電鉄×WAP、現場とプロダクト双方の視点

南海システムソリューションズ 矢野様
南海電鉄の情報システム領域を長年にわたり担当し、「HUE Classicシリーズ(以下 HUE Classic)」導入プロジェクトではリーダーを務めました。以降、鉄道・流通のシステムを含む事業系と、人事給与・就労・会計の基幹系システムを統括する立場にございます。現在は、南海グループのIT専門会社である南海システムソリューションズにて、業務部門とベンダーの橋渡し役を担っております。

ワークスアプリケーションズ 石川
ワークスアプリケーションズ(以下WAP)のERP事業本部で会計とサプライチェーン領域の開発責任者を務めています。南海電鉄様とは、外資系ERPから「HUE Classic」への移行をきっかけに長くお付き合いさせていただいており、直近の次期システム検討でも、再びHUEを選定いただきました。本日は、当時の課題認識や、どのような思いでHUEを選んでいただいたのか、その背景を伺っていきます。

【HUE Classic選定の背景】アドオン依存から脱却し、自走できる基盤へ

ワークスアプリケーションズ石川:
まず、当時どのような課題や背景があり、ERP選定に至ったのか教えてください。

南海システムソリューションズ 矢野様:
当時抱えていた課題は、大きく二つありました。まずシステム構造の課題です。外資系ERPを利用していましたが、標準機能だけでは業務をカバーしきれず、アドオンやカスタマイズを追加しながら運用していました。その結果、周辺システムも増え、保守費用が増加していました。これにより、システム全体がブラックボックス化に陥り、制度や業務プロセスの変更があるたびに、外部コンサルに依頼せざるを得ない状態でした。もう一つは業務面の課題です。システム未対応の業務は紙やExcelで運用しており、固定資産業務を中心に現場負担が大きく、業務効率化の妨げとなっていました。

こうした状況を踏まえ、単なる製品の入れ替えではなく、システムの構造的な課題を解消する必要があると考えました。そこで次期ERPの検討にあたっては、「アドオンゼロで運用できる仕組みを前提にすること」と掲げ、将来的に自社主導で改善を進められる構造を目指すことを決めました。

【製品選定の決め手】標準機能で進化し続けるERPを選んだ理由

ワークスアプリケーションズ 石川: 
ERP選定の結果、「HUE Classic」を採用いただきました。選定理由を教えてください。

南海システムソリューションズ 矢野様:
「HUE Classic」を選定した最大の理由は、アドオンゼロで運用できることでした。標準機能だけで業務を回せれば、自分たちの手で業務改善を進められ、業務効率化と社員のスキル向上にも繋がると考えたためです。また業務Fit率の高さも決め手の一つです。以前はアドオンで対応していた鉄道業固有の機能が「HUE Classic」では標準搭載されており驚きました。さらに、ユーザーの要望をアドオンではなく標準機能として拡張をしていくというWAPのビジネスモデルにも強い魅力を感じました。

ワークスアプリケーションズ 石川: 
アドオンゼロの標準機能のみで運用をされるという方針は勇気のいるご判断だったと思います。導入において工夫された点をお聞かせください。

南海システムソリューションズ 矢野様:
初めてのパッケージ導入でしたが、要件定義に時間をかけすぎず実データを入れてまず動かすことを徹底しました。業務によっては機能に合わせて運用を見直す必要もありましたが、「運用で吸収する」という判断で対応しました。また、新規開発となる機能は、WAPと細かく認識を合わせたことで、標準機能の拡張にも柔軟に対応いただけたと思っています。

【次期システムの要件】時代の変化に応え続ける基盤とは

ワークスアプリケーションズ 石川: 
「HUE Classic」を導入後、9年間の稼働を経て、次期システムの検討に至った背景をお聞かせください。

南海システムソリューションズ 矢野様:
制度対応のスピード感や働き方の多様化など、会社を取り巻く環境が大きく変化してきたことで、ERPに求める役割そのものが変わってきたと感じていました。特に、紙運用が残っていたことでリモートワークが難しい場面や、法改正対応による事務作業に工数を割かざるを得ない状況もありました。そこで、従業員がより柔軟に働ける環境を整え、事務作業からクリエイティブな業務へシフトできるようにするため、ゼロベースで次期ERPの在り方を検討しました。

【次期システム選定】アドオンゼロを貫き、先進性とコストを両立するHUE

ワークスアプリケーションズ 石川: 
企業が時代にあわせて目指すべき姿を実現するシステムとして「HUE」のどういったところを評価され、ご選定いただいたのでしょうか。

南海システムソリューションズ 矢野様:
次期システムの選定でも、これまでと同様にアドオンゼロでの運用を前提に、国産ERPパッケージを中心に比較しました。その中で「HUE」を選んだ主なポイントはコスト面とAI搭載などの時代に合った先進性です。既存システムからのアップグレードを、他社製品の10分の1の予算で実現できる点は、大きな強みでした。また、当社の要望に対し、スピード感を持って積極的に応えてくれるWAPの姿勢も高く評価しました。

【HUE再選定によるリターン】ペーパーレスと自動化で進化する基盤を実現

ワークスアプリケーションズ 石川: 
「HUE」をご利用いただき、実感されている改善効果がありましたらお聞かせください。

南海システムソリューションズ 矢野様:
HUEへの移行による大きな効果として、年間約2万枚のペーパーレス化を実現できました。書類の電子化により、伝票や帳票の確認がすぐできるようになり、紙を探す作業もほぼなくなりました。結果として、これまで難しかったリモートワークも実現しています。また、AI-OCRの活用で一部伝票のチェック業務が自動化され、データの精度向上にも繋がっています。各部門が請求書をアップロードするだけで、シェアードサービス側に自動で伝票が作成される流れを構築できた点は大きな改善です。このプロセスが定着したことで、部門間のやり取りが減り、業務全体が効率よく回るようになりました。

ワークスアプリケーションズ 石川: 
最後に、今後WAPに期待することを教えてください。

南海システムソリューションズ 矢野様:
まずは、高い品質と信頼性をこれからも維持していただきたいです。ERPは企業の根幹を支えるシステムであり、安心して使い続けられることが何より重要です。さらに、Peppolをはじめとする制度面と、AI活用などの技術面の両面でWAPがリーダーシップを発揮していくことを期待しています。企業と行政、そして社会をつなぐハブのような存在として、今後も進化を続けていただければと思います。



※本記事は2025年10月30日時点の内容です
GARTNER and IT SYMPOSIUM/XPO are trademarks of Gartner, Inc. and its affiliates.

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