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2021/04/05

購買システムにおけるパンチアウト連携とは?メリットと検討のポイントを解説!

昨今、企業における購買・調達システムでは「パンチアウト連携」の要件が重視されることが増えています。
パンチアウト連携は、購買システムとショッピングサイトの連携により様々なメリットを実現するための機能ですが、その詳細やメリットはあまり知られていません。
本記事では、パンチアウト連携によるメリットと、システム検討の際のポイントについて解説します。

目次

    購買システムにおけるパンチアウト連携とは?

    パンチアウト連携とは、購買管理システムから外部のカタログサイトへと連携し、その情報をもとに申請や発注を行う機能です。
    「モノタロウ」「アスクル」などの各種サプライヤが提供するサイトにつながることで、「カタログサイトの網羅性・利便性」「購買システムによる不正防止・内部統制」を両立することができるため、昨今の購買管理システムでは必須の要件とされることが多くなっています。

    パンチアウト連携の実現イメージ

      

    購買システムのパンチアウト連携による4つのメリット

    では、購買システムでパンチアウト連携ができることによって、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、要求部門・購買部門などそれぞれの立場から、代表的なメリットを4つご紹介します。

    ① いつものサイトで、ストレス無い商品選択が可能

    要求部門は自分が買う予定の商品を購買システムで申請する必要がありますが、ショッピングサイトで購入するものを購買管理システムで入力しなおすのは大きなストレスとなります。
    しかし、パンチアウト連携なら、利用者は「いつものサイト」で商品を選び、そのまま申請に利用することが可能です。そのため、ユーザーのシステム利用のハードルが下がり、ストレスなく申請を実施することができます。

    ② カタログのメンテナンスが不要に

    通常、ショッピングサイトなしで購買システムを利用する場合は、購買部門が商品カタログのマスタ情報を常にメンテナンスし続ける必要があり、整備の手間がかかります。

    しかし、パンチアウト連携を利用すれば、ショッピングサイトのカタログがそのまま申請に利用できるようになります。システム上でのカタログ整備が不要となり、購買部の作業時間を大幅に削減することができます。

    ③ ID/パスワードの管理を一元化

    購買システムからショッピングサイトに遷移する際には、購買システムのアカウントを元にして自動でログインが行われるようになるため、管理するシステムを一元化することができます。

    要求部門も何度もログインする手間がなくなるため、管理者・ユーザー双方にメリットを提供することが可能です。

    ④ すべての購買実績を一元化し、分析・改善が可能

    ショッピングサイトから購入を行う場合、購買システムを通じた購入フローが徹底できておらず、実績情報がばらばらになってしまっている、という企業は多く存在します。

    しかし、パンチアウト連携を実現することにより、ユーザーからしても「いつものサイト」を利用したわかりやすいフローで購買システムに入力が行えるため、実績の一元化を無理なく実現可能です。実績が1つのシステムに集まるため、サプライヤ評価や分析・改善の実行も容易になり、購買部門がより価値の高い業務に注力でできるようになります。

    パンチアウト連携に対応した購買システム検討のためのポイント

    一見便利に見えるパンチアウト連携ですが、選定するシステムによってできることや導入効果が異なるため、慎重に選定を進めることが重要です。特に差が出やすいポイントとしては、下記の点が挙げられます。

    ① 自社が使っているサイトに連携できるか

    自社で利用しているサイトに対してパンチアウト連携ができるかが重要となりますが、各社のシステム毎に連携に対応できているサイトには差があります
    実績のあるサイト・連携可能なサイトを問い合わせの上、自社の利用しているサイトに合ったシステムを導入することが重要です。

    ② 発注時のサイト連携が可能かどうか

    要求部門からの申請をあげる際にカタログを連携するのは多くのソリューションで対応されていますが、購買システムで発注を確定した際にショッピングサイト上で実際に発注を行う仕組みは見落とされがちです。

    パンチアウト連携による発注の実現イメージ

    発注のオペレーションが大幅に簡略化されるため、こうした要件についても念頭においてシステム選定を進めることが重要です。

    大企業向け購買管理システムHUE Purchaseでは、パンチアウト連携に標準機能で対応。e-ぶんた君、カウネット、モノタロウ、オレンジブック、たのめーる(※)など数十社の連携可能サイトがあり、発注時のサイト連携にも対応しております。記載の無いサイトについても、随時連携先を拡大しておりますので、お気軽にお問合せください。

    また、大手企業における購買業務の改善事例を集めた購買管理事例集など、システム選定にかかわるお役立ち情報も継続的に発信しております。ご興味のある方は、ぜひダウンロードの上、ご確認ください。

    ※一部連携サイトは、国分ビジネスサービス社の「e-ぶんた君」を経由しての連携となります