川澄化学工業株式会社様
財務会計から管理会計へのシームレスな連携を実現。
内外の環境変化にも柔軟に対応
川澄化学工業は、日本で初めて使い捨てタイプの採血・輸血セットの実用化に成功し、以来半世紀にわたりディスポーザブル医療機器のパイオニアとして様々な医療機器の開発を行ってきました。現在では、人工透析関連製品のほか、血液浄化関連製品、血液バッグ、血管内治療用カテーテルなどを、グローバルに事業展開しています。
また、患者さんの身体的負担が少ない先端医療機器の研究開発にも力を入れており、時代とともに変化する医療ニーズに応える製品を提供しています。
POINT OF THE PROJECT
導入の背景
管理会計システム構築に伴い、既存の財務会計システムとの連携が課題に-管理会計に必要十分なデータを受け渡しできない
検討の目的
財務会計と管理会計がシームレスに連携する会計システムの構築
採用の決め手
1. 財務会計側のデータを管理会計側に移行する仕組みの自由度が高い点連結決算、開示書類の作成までを一元的に行え、業務改善が見込める点
導入後の効果
財務会計と管理会計がシームレスに連携する会計システムの構築を実現
-経営状態の把握・意思決定の早期化に貢献
内外の環境変化に、追加費用なく柔軟に対応
PROJECT HISTORY
きっかけは管理会計システムの構築要請
従来の会計システムは、自社の経営情報を対外的に報告する財務会計に特化したものであったため、自社内部で経営者や中間管理職が経営状態の把握や各種意思決定をサポートするための仕組みがなく、管理会計システムの構築が要請されました。
しかし、既存の財務会計システムでは管理会計に必要十分なデータを作成することができなかったため、改修に多額の費用がかかることが課題とされました。
そこで、既存のシステムの改修ではなく、システムのリプレイスを視野に財務会計および管理会計システムの検討が始まりました。
システムとしての自由度が高い 「COMPANY」を採用
選定にあたって特に重視されたのは、財務会計から管理会計側にデータを移行する仕組みの自由度でした。「COMPANY」では財務側で配賦処理を行った結果を管理会計側に移行する際、様々な条件を指定することができるため、自社独自の分析資料の作成などが仕様変更なく標準機能で対応できる点が高く評価されました。
また、単体決算だけでなく連結決算、さらには開示書類の作成までをシステム内で一元的に管理できるため、内部統制の整備にも貢献する点が評価されました。
財務会計とシームレスに連携する管理会計システムの構築
経営状態の把握・意思決定の早期化に貢献
財務会計と管理会計がシームレスに連携する「COMPANY」の採用により、財務会計と管理会計の境を意識することなく、一元的に管理会計までを行うことが可能となりました。これにより、自社内部での経営者や中間管理職が経営状態を把握するための分析資料の作成が容易になり、各種意思決定の早期化に貢献しました。
内外の環境変化に柔軟に対応
平成25年度から適用されることになった「医療機器業界における医療機関等との透明性ガイドライン」に、川澄化学は問題なく対応完了しました。このような外部環境の変化にスムーズに対応できたのは、 「COMPANY」の高い機能網羅性と汎用性に起因します。創業以来、ユーザーから寄せられた要望を標準機能に取り込み続け、かつ各機能があらゆる運用を想定して作られているため、各種変更にも標準機能で対応可能です。 また、経営層から急遽「2ヶ月後に経費申請の支払い方法変更し、かつ本社と同様の支払い方法を全事業所にも展開するように」との要請があった際にも、要請通り2ヶ月で対応を完了しました。
「COMPANY」は追加開発の必要がないため、上記のようなスピーディーな対応が可能となります。
このように法・税改正といった外部環境の変化から、各社ごとの内部制度変更まで、ワークスが標準機能に吸収いたしますので、お客様は「COMPANY」を利用するだけで内外の環境変化に柔軟かつ無償で対応可能となります。
「BIPS」で業務改善
会計業務パッケージソフト「COMPANY ACシリーズ」を導入・利用している顧客企業を対象として、ワークスが2013年8月より開始した無償の業務改善コンサルティングサービス「BIPS」を川澄化学はいち早く導入。会計業務効率化に取り組んでいます。
川澄化学工業株式会社 会社概要
業種:医療機器・医薬品の開発・製造・販売
従業員:連結 3,066名 , 単体 949名
本社所在地:東京都港区
※本記事は2013年10月に実施したインタビューを元に作成しております。
話者:川澄化学工業株式会社 システム部 システム企画課 課長 緑川 毅氏、管理部 経理課 シニアリーダー 伊藤 幸子氏
導入事例
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