【イベント開催レポート】情報システム部門長ならではの議論!「アフターコロナ時代に向けて」分科会を開催
今回は、上記の課題解決に向けて弊社のユーザーコミッティ分科会「アフターコロナ時代に向けて」の開催レポートをお届けいたします。
イベント:情報システム部門長様向け分科会「アフターコロナ時代に向けて」
開催日時:2020年9月29日(火)14:00~16:00
2020年9月30日(水)14:00~16:00
開催形式:オンライン開催(Zoom)
目次
ユーザーコミッティとは?
ユーザーコミッティは、弊社製品を利用されているお客様によって構成されるユーザー会です。ユーザー様同士、またユーザー様と弊社の情報共有・意見交換を通じて、ユーザー様の業務効率化と弊社製品の機能・品質向上を目的とし、活動しております。開催概要
本会には2日間で計7社のユーザー様にお集まりいただき、情報システム部門長という意思決定者ならではの視点で、テレワークに関する活発な意見交換が行われました。また当日は弊社の情報システム部門長も参加し、弊社のテレワーク移行事例もご紹介いたしました。緊急事態宣言解除後もテレワークを推進中!
緊急事態宣言によりテレワークが急速に拡大した反面、その後は平時の勤務体制に戻し始めている企業様も多い中、本会に参加された全ユーザー様が現在も継続してテレワークを推進中。また、テレワークを機に殆どの方が社内申請をワークフロー化しているとのことでした。とはいえ請求書等の対外資料は取引先の都合もあるため、電子印鑑等も活用しつつ、まずは可能な部署や業務からテレワークを推進しているというのが現状のようです。
テレワーク導入に最もコストがかかるのは?
テレワークを推進するにあたり、最もコストがかかった部分をお伺いしたところ、7社中4社が「社内ネットワーク環境の整備費用」、7社中2社様が「社員貸与用のノートPCやモバイル端末の新規購入費用」とのご回答でした。皆様まずは従業員の方がテレワークしやすい環境を整備するための投資を行ったそうです。
なお、社内ネットワーク費用の削減に向けて「VPNをサービスとして契約し、一時費用は発生させずに月額費用のみを支払う」といった工夫事例もございました。また、今後の工夫として「ゼロトラスト」の導入についても議題となりました。「ゼロトラスト」はコスト削減だけでなくセキュリティ対策としても有用であることから、情報システム部門長様としての関心も高く、導入にあたっての検討状況や懸念点について意見交換いただきました。
業務生産性を向上させるために
業務内容や個人の適正にはよるものの、管理職の皆様としてはテレワークにより「業務生産性が低下したのでは」という所感が大半でした。「部下の成果が見えづらい」「雑談が減った」という課題や、「従業員がサボっているのでは、あるいは働きすぎていないか」と不安を抱えている方も。中には「性悪説で、従業員のPCの操作ログを監視をすべき?やりすぎ?」という情報システム部門長様ならではのお悩みも議題となり、ある方からは「監視というよりは評価のため」というご意見もありました。
また、業務生産性の向上に向けて、以下のような社内コミュニケーションの工夫事例も挙がりました。
・グループウェア上での始業挨拶
・日次MTGや成果発表会という形で業務報告
・WEB-MTGやグループチャットを常時ONに
・部署を3チームに分け、週1でテーマを決めてディスカッション
テレワークでは直接人と会う時間が減るというデメリットを懸念されている方もいらっしゃるかと存じます。しかし、テレワークをきっかけにこうした工夫を強く意識することで、今まで以上に社内のコミュニケーションが活性化するといった側面もあるのではと感じました。
アフターコロナ時代に向けた働き方の変化
テレワークの導入により、新たに浮き彫りになった課題も。例えば、取引先によって推奨のWEB-MTGツールが異なり複数のツールを併用する必要があるものの、それぞれ使用感が異なりうまく使いこなせない従業員の方も多いようです。テレワークという新たな働き方に向けて、社内のITリテラシー向上という課題には多くの共感の声が挙がりました。
その一方で、WEB-MTGの「移動時間の短縮」というメリットを感じている方も多く、「ワークライフバランスが向上した」というご意見や、BtoCの企業様の場合は「コロナ禍で在宅中の顧客が多いため、オンラインセミナーが好評だった」という事例もご紹介いただきました。「ピンチこそチャンス」と捉え、コロナ禍を乗り越えているお客様のご意見が印象的でした。アフターコロナ時代に向けて様々な課題解決が急務とはなりましたが、働き方改革を進める大きな契機ともなっているようです。
最後にユーザーコミッティ事務局より
情報システム部門長様向け分科会「アフターコロナ時代に向けて」の開催レポートはいかがでしたでしょうか。ユーザーコミッティではこのように、皆様の業務改善に繋げられるよう日々製品に関する情報発信や、ホットなテーマでのイベントを開催しております。
ユーザーコミッティというワークスアプリケーションズならではのユーザー会を通じて、今後も皆様の業務効率化に貢献できますと幸いです。